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Las aventuras de Gigi (メキシコ版空モモ) メキシコにおけるスペイン語版TVシリーズ空モモのタイトルは"Las aventuras de Gigi"(ラス アべントゥラス デ ジジ)といいます。日本語にすると「ジジの冒険」です。
OPやEDはなく、まず左側のようなグルメポッポを運転するモモと3匹の静止画像が映し出され、"Las aventuras de Gigi"という男性の声が流れます。続いてモモの声でサブタイトルを言っているようです。そして本編開始。本来、日本語のサブタイトルが出ている部分はカットされています。
右側の画像は、このメキシコ版の制作元と思われます。毎回これがエフェクトした後、左の静止画像に移行します。
説明を聞くより見た方が早いので、この部分のMPEGを用意しました。あまり面白みはないですが。mx_op.mpg (0.66MB 10sec MPEG1 320x240 30fps 400kBit/s Layer2 MONO 44kHz 96kBit/s)
それでは、本編第1話の「ジジ降臨」のシーンです。ミンキーモモではなく、あくまでもジジなのです(^^;
もちろん「ミンキーモモ、デビュ〜!」なんて言って降りてきません。「アキミエネ、ジジ〜!」と聞こえます。尋ねてみたところ、これは"Aqui viene Gigi"と言っていて、英語にすると"Here comes Gigi"。意味的にはあまりかわりませんね。
さて、モモの声なんですが、はっきり言って小山さんのそれとは似ていません。言うなれば、「普通の女性が無理して出した高い声」でしょうか(^^; 素人っぽい声ですが、印象に残ります。これがメキシコらしさでしょうか(笑)
シンドブック(ボカー)の声はまあまあ。モチャー(ココ)の声は全然違います。ピピル(ユィンユィン)の声は結構近いような。ちなみに、括弧内はメキシコ版での3匹の名前です。モモだけでなく、3匹の名前もまったく違うのです。でも、こういうことは外国語吹き替え版では珍しくありません。それでは見て聞いてみましょう。
mx_down.mpg (3.19MB 62sec MPEG1 320x240 30fps 300kBit/s Layer2 MONO 44kHz 96kBit/s)
お次は変身シーンです。
メキシコ版では特に決まった変身呪文がないそうで、毎回のようにかわります。それは意味のない発声ではなく、ちゃんとした文章になっていることが多いようです。
一例を挙げると、"Diamante mágico dame poder, una xxxxx quiero ser!"(魔法のダイアモンドよ私に力を。私はxxxxxになりたい!)というのがあります。
ちなみに、台湾のように裸のシーンがカットされていることはありません(^_^;)ここでは第4話"Las fantasías de Ken"(青い鳥を見た少年)の消防隊への変身シーンのMPEGを用意しました。
メキシコ版サブタイトルを日本語に訳すと「ケンのファンタジー」になりますので、ただ単純に訳されているわけではないということがわかると思います。ちなみにケンとはその劇中で登場する「少年」のこと。メキシコ版でもケンはケンなんですね。mx_chg.mpg (1.56MB 21sec MPEG1 320x240 30fps 400kBit/s Layer2 MONO 44kHz 96kBit/s)
映像提供: Armando Romero Domínguez さん(メキシコ在住)
魔法小仙女 (台湾版海モモ) STAR-TVの衛視中文台(現在の鳳凰衛視)では「魔法小仙女」というタイトルで海モモが放映されていました。
衛星放送なので、アンテナさえ用意すればアジア全域で受信できるのですが、そこまでする人はなかなかいないでしょう。この映像は台湾に住んでいる方から提供してもらいました。
画面左上には常に星のマークと「台灣」の文字がテロップで入っています。また放送方式はNTSCです。主に台湾向けの放送だったのでしょう。
なお、左上の映像はアイキャッチです。動きはなく音もありません。「夢を抱きしめて」から取った映像に、地球とタイトルを合成したものと思われます。
右上は当時の衛視中文台の自社CMらしきものです。謎の回転踊りを披露する3人が出てきます。なかなかのセンスですね(^_^;) 毎回これが流れた後、OPに移行します。
OPとEDは日本のものがそのまま使われています。音声も日本語のまま、テロップもそのままです。ただ、歌詞の中国語訳が、日本語の歌詞テロップの上に重なって出ています。
1話から「夢を抱きしめて」と「好きより大好きミンキースマイル!」になっています。前述したとおりテロップはそのままなのですが、当然ながらその話数のものを使っているのではなく、いつも同じです。いきなり1話のEDで「初代モモ 小山茉美」と出ることからわかるでしょう(^^;
ということで、OP/EDのムービーファイルを用意しても特に面白みはありません。
そこで、本編の変身シーンのMPEGを公開しましょう。tw_chg.mpg (2.73MB 42sec MPEG1 320x240 30fps 400kBit/s Layer2 MONO 44kHz 96kBit/s)
6話「勇者消失了」(「勇者が消えた!?」)のものです。気が弱い勇士「李唐」(日本語では勇者「リト」ね)を見かねたモモは自ら「勇士」(勇者)に変身します。正確には大人になってレベルアップですが(^^; だってこの回のモモは変身前から勇者の出で立ちをしています。
本編は中国語に吹き替えられているのですが、それにもかかわらず、常に字幕が出ています。おかげで漢字で何となく意味がわかるため、中国語を知らなくてもある程度楽しむことができます。ただ、旧字体をある程度知っていないといけないかもしれません。
そしてまた、モモの声が結構似ていること! 世界各国に林原めぐみさんの影武者がいるんじゃないかと思う今日この頃です(笑)変身呪文は「パリパラ、トロンリパ(叭哩叭,多倫哩巴)」です。その後、「ミンチータオツィービェンチォァンヨンシ(明h桃子變成勇士)」「ビェンチォァーン!(變身)」です。「ミンキーモモは大人の勇者にへんし〜ん!」とでも言っているのでしょうか。ちなみに、呪文の発音および当て字は毎回微妙にかわるようです。何ともいい加減・・・(^^;
また、不自然な点に1つお気づきになったでしょうか? なんと裸のシーンがカットされているのです。いえ、決してビデオキャプチャがコマ落ちした訳ではありません。メタモルフォーゼしたシルエットからいきなり大人モモの顔のアップに切り替わってしまうのです。こんなところでお国事情の違いを痛感してしまいます。
←これがいきなり これになる→
映像提供: 桃子さん(台湾在住)
シューポァーヘロインミンキー と ネーサランニューミンキー (韓国版海モモビデオ)
韓国で発売されている海モモのビデオです。もちろん韓国語に吹き替えられています。
なぜかタイトルの違う2種類があり、左が「シューポァーヘロインミンキー」、右が「ネーサランニューミンキー」です。
それぞれOPも違い、モモの声まで違います。
とにかくOPが面白いのでそれをムービーで公開します。単なる吹き替えではなくて、曲までオリジナルなのです。どちらもちょっとミンキーモモには似合わないような曲調ですが(^^; カルチャーショックを存分に味わってください。
■シューポァーヘロインミンキー
モモの声がちょっと…です。
でも、OPの映像の編集はネーサランよりもうまいと思います。日本のOP「夢みるハート」の場面が一部使われているほか、本編中の場面も使われています。映像は歌詞の意味に合わせて編集されているようです。「ミスランボー、スーパーターザン、ロビンフッド」のところではそれぞれのアダルトモモ(#1:特殊部隊モモ、#3:ターザンモモ、#6:勇者モモ)が登場、「興味が沸く冒険をします」のところではグルメポッポが発進、という具合です。
OPの曲の方は、「夢みるハート」にあるような不思議な効果音を下手に真似ようとしたためか、なんだか訳の分からないものになっています(笑)
kr_op1.mpg (2.23MB 58sec MPEG 160x120 30fps 200kBit/s Layer2 MONO 44kHz 96kBit/s) 歌詞
■ネーサランニューミンキー
前者よりも録音状態が良好ですし、モモの声がなんといっても似ています! おそらくこちらの方が後にリリースされたものでしょう。前作があまりにも不評だったのでタイトルを一新して作り直したのでしょうか(^^;
OPの歌詞はやたらと「ミンキー」を連発するので、これを聞くとしばしの間耳にこびりついて離れないでしょう(笑) 歌い手は素人っぽくはないです。曲は相変わらずですが、雰囲気はまったく違います。
しかし、一長一短はあるものです。OPの映像は本編の再編集のみですが、歌詞とはまったく関係ないといっても過言ではありません。途中で3匹がそれぞれの声で名前を言う部分があるのですが、せめてそういう部分では3匹の姿を映しだして欲しかったですね。締めくくりがおっさんの顔のアップとモグラ(いずれも#8登場のキャラ)というのもなんだかなぁ(笑)
kr_op2.mpg (2.45MB 62sec MPEG 160x120 30fps 200kBit/s Layer2 MONO 44kHz 128kBit/s) 歌詞
アジア各国の海モモを一挙公開! それでは、韓国・台湾・日本の海モモの本編をMPEGで見比べてみましょう。
第34話「いたずら妖精パニック」のゴブリン登場シーンです。ここはモモの仕草がおもしろいのです。
韓国や台湾のモモの声が、林原さんの演じる日本のモモと異様に似てると思うのは私だけでしょうか?(^^;↓ダウンロードするには国旗をクリックしてね
(約2.5〜3.0MB 48sec MPEG 320×240 30fps 400kBit/s Layer2 MONO 44kHz 64kBit/s)
<参考> AR台本の内容 ※実際の放映とは異なる部分もあります