ミンキーソフト歴史館
Minky Momo Maniacs PART.1


概要
パッケージ
タイトル Minky Momo Maniacs PART.1
発売元 ヤングコーポレーション
品番 YNG-931
定価 \6,800
発売日 1995/06/16
対応機種(OS) Windows3.1 / Macintosh 漢字Talk7.1以降
メディア CD-ROM
プログラム容量 約444MB
 初のミンキーモモのCD-ROMソフトが出たのは、Windows3.1の時代でした。今でこそアニメ関係のCD-ROMソフトは豊富になりましたが、当時としては珍しかったのではないでしょうか。その頃は、CD-ROMといえばアダルトタイトルばかりで、ほとんどのソフトはまだフロッピーディスクで供給されていたと思います。
 そんな中、こんなものが発売されたのだからさあ大変。私はこれを実行したいがためにCD-ROMドライブを買いました(笑)
 しかし、私の当時のマシンでは、カーソルの移動は遅いし(なぜ遅いのかというと、半透明処理を使った非常に凝った作りになっているからです)、ムービーはコマ落ちしまくるはで大変でした。ほとんどの方が同じ悩みを持っていたようです。何せ486DXが主流の時代でしたから。
 当然、今のパソコンではストレスなく動作します・・・といいたいところですが、Windows95以降には非対応になっています。Windows95,98では実行できることはできるんですが、文字が化けてしまうのです。これでは資料としては使えません。また、Windows2000では実行すら不可能です。でも、これらの不具合を回避する方法はありますので、それは後述します。
 ちなみに、チラシでは6月10日発売となっていましたが、延期されたというハプニングもあったようです。
内容
タイトル画面


メインメニュー 
内容 ●旧テレビシリーズ第1パートにあたる1話〜46話までを収録
●第1パートダイジェスト版ミンキーモモグラフティを全カットデジタル収録
●名作「夢のフェナリナーサ」を原画とフィルムをリンクさせ徹底分析
●第1パートのメインキャラクターをデータベース化
●わたなべひろし氏のイラストギャラリーをデジタル化
●ノンスーパーオープニングや番組宣伝用フィルムなどのレアフィルムをQT化
●首藤剛志氏・わたなべひろし氏書き下ろしオリジナルストーリー(前編)収録
●首藤剛志氏・わたなべひろし氏特別インタビュー収録
 イラストギャラリーには度肝を抜かれた人も多いことでしょう(^^; そこにあるイラスト自体は空モモのLD-BOXに入っていたブックレットに載っていたものばかりですが、それは知らない人には・・・。少なくともすっぽんぽんなモモちゃんが2人はいます(爆)

 各場面には宝石が隠されていて、それを全部集めるとオリジナルストーリーが見られるようになっています。宝石は空モモアイキャッチ風のスロットマシーンで集めることもできます。

 メインメニューで右下のモモをクリックすると、左のように「私をクリックしないでね」という吹き出しが出て変身のBGMが流れる、という裏技があったりします。

 音楽には空モモのBGMをサンプリングしたものが使われているので、それだけでも雰囲気満点です。
文字化け回避方法(Windows95以降
必要なもの ・CD-Rドライブ
・CD-Rメディア1枚
・50MB程度のファイルまで扱えるバイナリエディタ
・500MB程度のハードディスクの空き容量
手順 1. 原本CD-ROMの内容をハードディスクに作成した適当なフォルダにすべてコピーする

2. ハードディスクにコピーしたMMM1.EXEをバイナリエディタで開く
 MMM1.EXEはCD-ROM上ではルートにあるので、1で作成したフォルダ内にあるはずです。
 また、バイナリエディタで開く前に読取専用属性を解除するのを忘れないでください。

3. 文字列置換モードで"標準ゴシック""MS[SP]明朝"[SP][SP][SP]にすべて置換
 [SP]は半角スペースを示します。MSは全角文字です。置換前/置換後文字列にはダブルクォーテーションも含めてください。

4. 再度先頭から、文字列置換モードで標準ゴシック(Modern)MS[SP]明朝(Modern)[SP][SP][SP]に置換
 [SP]は半角スペースを示します。MSは全角文字です。(Modern)は半角文字です。

5. 再度先頭から、文字列置換モードで標準ゴシックMS[SP]明朝[SP][SP][SP]にすべて置換して保存
 [SP]は半角スペースを示します。MSは全角文字です。

6. 1で作成したフォルダの内容をCD-Rに焼く
 もちろん焼き直したCDはハイブリッドではなくなるのでMACでは使えなくなります。

※以前に公開していた方法には4と5の手順がありませんでした。これを行わないと字が90度回転してしまう画面が一部にあったため、それに対処しました。ご面倒でももう一度やり直してください。

 重要なのはMMM1.EXEの置換だけです。3〜5は必ずこの順番で置換してください。あとは何もこの通りにやる必要はありません。
 ハードディスクの容量が余って余って仕方がない人は、そのままハードディスクに残しておきたいと思うでしょうが、たしかファイルの配置がルートからになっていないと正常に動作しなかったような気がするので、あまり現実的ではありません。
 CD-Rにこだわる必要はないのですが、比較的メジャーな640MBのMOではクラスタサイズの関係から容量不足になったような気がします。(何もかも記憶が曖昧ですみません(^^;) そうなると、1.3GBのMOか、DVD-RAMとかになってしまいます。 
 
 Minky Momo Maniacsは1も2も発売タイミングが悪かったとしか言いようがありません。Windows95の発売日は1995年11月でしたので、あと半年遅ければ95にも正式対応していたことでしょう。
 ある店では95に対応していないのを理由に買い取りにも応じてくれないという話を聞いたことがあります。
Windows2000における不具合対処方法
手順 1. 16bit版のQuickTime for Windowsがまだインストールされていない場合はインストールする
 最新版のQuickTime4等がインストールされていてもダメです。必ず昔の16bit版をインストールしてください。共存は可能だと思いますが、16bit版を入れた後に再度最新版をインストールし直した方がいいでしょう。
 16bit版は製品CD-ROMの\QTW20の中にあるSETUP.EXEを実行するとインストールできます。16bit版でもなるべく新しいバージョンが好ましいので、海モモCD-ROMのDISC1に入っているものがいいでしょう。ただ、私はそれよりも新しいバージョン2.12で動作確認していますので、もし不具合があった場合は昔の雑誌付録CD-ROM等から少しでも新しいものを何とかして探し出しましょう(^^;

2. Windows2000のシステムフォルダ内のファイル QTVHDW.DLL を削除または適当にリネームする
 Windows2000をC:\WINNTにインストールした場合は C:\WINNT\SYSTEM 内にあるはずです。わからない場合はスタートメニューの検索を使ってください。
 要はこのDLLを読み込ませないためです。なぜかこれがあるとムービー再生時に不正な処理で落ちてしまうのですが、削除しても何事もなかったかのように動いてしまいます。

※これはヤングコーポレーションのミンキーモモソフトに共通の対処方法です。1度だけ行えばOKです。

 


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