少女コミック 1982.4.5

　空モモはTV放映開始とほぼ同時期に少女漫画として雑誌表紙に登場し ました。この号から新連載です。
　ご覧の通り、絵がアニメタッチではないのでモモの雰囲気はかなり異なります。でも、ここにいるシンドブックとモチャーや、漫画内で登場する王様や王妃様にはほとんど違和感がありません。
　しかし、色が全然違いますね。第一、モモの髪の毛がピンクではありません。これはまだよしとして、シンドブックは青、モチャーは黄緑…という壮絶なる配色。TV化した作品を知った後に見ると、なんだかパチモンのように見えてしまいます(^^;
　アニメ誌と比べると入手は少々困難です。まあ、下で紹介するanimateやBREAK TIMEの比ではないと思いますが。

アニメージュ 1982.9 (VOL.51)

　ミンキーモモが雑誌表紙に登場したのは、これが最初だとずっと思っていましたが、少女コミックの存在を忘れていました(^^;　アニメ誌 にアニメ絵で載ったという点ではこれが最初なのでしょう。
　MMMに収録されていましたので見たことがある方も多いことでしょう。
　この絵柄は当時の電車内つり広告（もちろんアニメージュの）にも使用されたそうです。今思えば凄い話ですね。結構大胆な絵なのに。一度その光景を見てみたかったです(^^;

テクノポリス 1982.12 (VOL.5)

　モモ主体のデザインなので一見するとアニメ雑誌のようです。 ちなみに、これはアニメージュと同じ徳間書店の発行です。
　モニターの中に左上の絵と同じモモの姿がありますが、これを描画するPC-8801用のBASICプログラムが掲載されているのです。
　これは現在では入手困難な部類に入るでしょう。パソコンの進歩は早いもの。従って、一般的には昔のパソコン雑誌など無用の長物です。そのため、古本屋に出回る数もアニメ雑誌と比べると極端に少ないようです。

入手協力：桃杖海姫さん

　そり滑りをしているモモです。誰の絵なのかは明記されていないのでわかりません。
　モモはネコ手袋をしています。ネコパンにしろ、どうして空モモといえばネコ装備なんでしょうね(^^;
　ちなみに、当雑誌はずっと前に廃刊になってます。

OUT 1983.1

　お正月ということで着物姿です。画像ではわからないと思いますが、黄土色に見える文字は金色のインクで印刷されています。これも明記がないため誰の絵なのかはわかりません。
　これを見つけたとき、どこかで見たことがあるような気がしました。そう、LP「いつか王子さまが・・・・・・」の冊子にものすごく似た絵があるのです。顔の部分は完全に同じで、着物の柄や手に持っている物が違うだけです。なお、後に殿堂シリーズとして再販された同CDでも絵は小さいながら確認できます。
　OUT誌は海モモ放映終了後もしばらく生き残っており、海モモを数々と表紙に登場されてくれましたが、現在はありません。

Fanroad 1983.1

　ふぁんろーどにも一応モモが載っているのがありました。
　この頃のふぁんろーどにはTVシーンの画像が使われることもあったんですね。私のふぁんろーどの表紙のイメージというと、同人っぽい絵オンリーというありますので。
　ちなみに、ふぁんろーどは2003年に出版元のラポートの倒産で廃刊が危惧されていましたが、出版元の変更で復活を成し遂げました。

OUT 1983.5

　モモでは珍しいセーラー服姿です。ほかの４匹も登校スタイルになっています。あっ、カジラは登園でしょうか(^^;
　しかし、カチューシャは完璧に校則違反！(笑)

Animec 1983.6 (VOL.30)

　バレイ着姿のモモです。靴ひもを結ぼうとしているのにスポットライトが当たっているというのもおかしな話なので、これは控え室かどこかの高窓からの光でしょうか。狭そうですし。
　ちなみに、アニメックの姉妹誌のファンロードは今でも発売されていますが、本家本元はずっと昔に廃刊になっています（＾＾；

模型情報 1983.9 (Vol.49)

　これは一般の書店で売られていたものではありませんが、誰でも買える月刊誌にはかわりないのでここで取り上げます。
　模型情報にもモモが表紙のものがあったんですね。
　模型化記念ということで、バンダイから発売されたプラモのパッケージの絵柄を使っています。
　当時としては模型誌に魔法少女の絵柄というのは異色な存在であったのではないでしょうか。これでミンキナーサがいなかったら、もっと場違いだったかもしれませんね(^^;　

animate 1984.9

　これはマイナーなので知っている方は少ないでしょう。ムービックが発行していたカタログマガジンなるものです。名前からすると主にアニメイトで売っていたのかな？
　これは創刊号です。記念すべき創刊号の表紙にモモが起用されたのは、これだけのような気がします。でも、この号の内容はほとんどモモとは関係ありません。
　おかしなことに、このモモは鉄道雑誌らしきものを読んでいます。なんか似合わないです(^^;　わたなべさんの趣味丸出しですね。マイナー誌だからこそできた技かも(笑)
　ちなみに、この絵は裏表紙へも連続していて、それで１枚の絵になっています。

OUT 1985.7

　しばしのブランクがありましたが、輪舞の発売が迫っている時期ということで、再びの登場となります。なぜかこの頃はモモが表紙の雑誌が一時期に集中しています。そんな中でOUT誌は珍しく芦田さんを起用しました。
　３匹はそれほどでもありませんが、モモの絵のタッチがずいぶんと違いますね。配色も一風かわっていますし。髪の毛や衣服の描き方が特徴的です。
　内容についてですが、これには「深夜の訪問客」という、モモのオリジナル小説が載っています。文は（当然ながら）首藤さん、絵はなんと富永さんです。今の絵と全然違う！

マイアニメ 1985.7

　この絵もＭＭＭに画像ファイルとして収録されていましたので、知っている方も多いでしょう。というか、そもそもＭＭＭに入っている画像は、マジカルボックス２のブックレットにあるものと共通しています。
　渡辺浩さんと、その夫人桂子さんの若き日の姿をご覧になりたい方は是非お買い求めください(^^;

Newtype 1985.8

　夏に登場するモモちゃんは決まって水着姿です(^^)　こんなのもあったんですね。名古屋の古本屋で見つけたときは少々驚きました。
　これは創刊５号に当たります。その頃はまだ流通量が少なかったためか、今となっては探すのに少し苦労します。

BREAK TIME 1985.8 (VOL 5)

　アニメーターの為の業界誌だそうです。
　ということで、これまたマイナーな部類です。今となってはこれを発掘することは奇跡に近いでしょう。
　絵は「夢の中の輪舞」冒頭のモモを流用したものと思われます。雑誌の表紙を飾る絵はまずオリジナルですので、逆にこういうほうが珍しいのではないでしょうか。
　絵を描いた方の名は明記されていませんが、作画監督がわたなべさんだということは言えます。
　ちなみに、この絵はムサシヤの「ミンキーモモ'93」のモデルでもありますね。

画像提供：桃杖海姫さん

スーパーロボットマガジン 2002.12 (vol.9)

　長年の沈黙を破って、21世紀にはこんな形で雑誌表紙に空モモが登場！
　まあ、ロボット系雑誌への登場も、ある意味予想していたというか…。
　原色の衣装とピンクの髪が目に鮮やかです。浮いていますね(^^;
　これには「ミンキーモモ対ゴーショーグン」という漫画が掲載されています。その漫画の作者が渡辺和幸さんなので、表紙絵のモモもこの方が描いたのであろうと判断しました。でも、表紙絵の方が随分と丁寧な感じがするのですが…。
　なお、スーパーロボットマガジンはこの後1年も経たないうちに廃刊になってしまいました。置いている書店が少なくて地方では入手が困難でしたから、あまり売れていなかったのでしょうね。でも、マイナーだからこそこんな時代にモモを登場させることができたのかもしれません。